お取引先各位

拝啓
時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、ニュース等各報道にて「次亜塩素酸水の噴霧は推奨されない」との見解が発表になり、これまで弊社商品をご利用いただいた皆様をご不安にさせてしまいました事を大変心苦しく思っております。

ニュース等各報道では「次亜塩素酸水」とだけ表記されることもあり、一見「次亜塩素酸水」すべてにおいて安全性が確認されていないかのように聞こえてしまいますが、お伝えすべき点は、次亜塩素酸水には塩と水のみを電気分解した「電気分解方式」と、次亜塩素酸ナトリウムと「塩酸」を混ぜた「薬品混合方式」のものがあり、両者は全く別物という事です。

又、使用原料が同じでも厚生労働省が食品添加物として安全性を認可している次亜塩素酸水は「電気分解方式」のものだけであるという点です。弊社が採用しているのはこの「電気分解方式」による次亜塩素酸水の生成方式です。

ハイター®などに含まれている次亜塩素酸ナトリウムも厚生労働省から食品添加物として認められており、名前も似ていて混同しやすいですが、皮膚や粘膜へのダメージが大きく加湿器などで室内噴霧することは出来ません。又、使用方法によっては人体に安全という事も言えません。こちらも次亜塩素酸水とは全く別の水溶液となりますので、誤って噴霧をしたりすると健康被害が発生します。

電解次亜塩素酸水の噴霧の安全性につきましては、過去の国民生活センターのエビデンスデータでも146ppmを毎日8時間繰り返し室内に使用した場合にも健康被害が見られないという検証がなされております。
次亜塩素酸水は有機物に触れると水に戻る性質を持ち合わせておりますので、連続運転をしていても室内の濃度が146ppm相当の濃度になることは化学的にもあり得ません。

上記のことを踏まえ、弊社としましては販売している原液を10~20倍希釈した次亜塩素酸水を超音波加湿器に使用した際の危険性は確認されないものと考え、今後も変わらず電解次亜塩素酸水を販売して参る所存です。

※当初、弊社における使用方法のご説明では「空間除菌」に際しては50ppm(8倍希釈)を推奨しておりましたが、上記説明の通り10~20倍希釈でも十分効果が期待できると考えられますので希釈目安の変更をお願い致します。

敬具